施設情報
施設名:秩父別町郷土館
場所:〒078-2100 北海道雨竜郡秩父別町字秩父別1264番地
URL:https://www.town.chippubetsu.hokkaido.jp/category/detail.html?category=tourism&content=291
休館日:月曜日
開館時間:10:00~16:00
料金:無料
必要見学時間:40分
場所:〒078-2100 北海道雨竜郡秩父別町字秩父別1264番地
URL:https://www.town.chippubetsu.hokkaido.jp/category/detail.html?category=tourism&content=291
休館日:月曜日
開館時間:10:00~16:00
料金:無料
必要見学時間:40分
施設概略
本施設は「ファミリースポーツ公園」の敷地内にあり、駐車場も共用になります。又、通常は施錠されている為、玄関にあるインターホンを操作すると近くの図書館から職員さんが駆け付けてくれます。
尚、通常は施錠されている為に館内の空調も作動しておらず、冬季は館内が寒くて観覧どころの騒ぎではありませんので春から秋に掛けての訪問が良いでしょうね。
尚、通常は施錠されている為に館内の空調も作動しておらず、冬季は館内が寒くて観覧どころの騒ぎではありませんので春から秋に掛けての訪問が良いでしょうね。
- 1Fは特別展示、屯田兵について等が展示されています。
- 2Fは秩父別町の自然を中心とした展示です。
エントランスホール
広々としていますが本番の展示は2Fからなのでご安心下さい。
秩父別町の概況のコーナーです。押すと光るので押します。但し大人なので注意事項を守って一つずつ心を込めて押すのです。
この鐘は町指定の文化財との事で、明治28年に屯田兵の本部に取り付けられた後、昭和10年まで役場で現役で使用されていたそうです。なので、道の駅の名前は「鐘のなるまち・ちっぷべつ」なんですね。
※参考動画
屯田兵コーナー
秩父別では屯田兵による開拓が始まったのは明治28年頃との事。
近くで見る。ダーッ!! 因みに、この像は木像なんですって。色がアレなのでブロンズ像かと思ってました。何でも一本物の木から製作されたそうです。
こちらは屯田兵屋の1/10スケールの模型です。
馬と開拓のコーナー
人力だけでの開拓は無理なので、馬力を借りて開拓する必要があるでしょうね。ここではお馬さんの他に開拓道具が展示されていました。
特別展示コーナー
玄関から入ってすぐ右側に特別展示室がありまして「写真で見る秩父別」と言う展示をしていました。
2F・展示室
大昔のチックシベツ
アイヌ語で「チックシベツ」と呼ばれていたらしく、そこから「秩父別」になったらしいです。又、ホタテやホッキ、アサリの化石が発掘されたので昔は海底だったらしいです。
秩父別の自然
入植する以前は鹿が多かったんですって。あと、様々な種類の樹木が自生していたそうです。
入植・開拓
前述の通り、明治28年(1895年)から屯田兵による入植・開拓が始まったそうですが、その前に既に我らが松浦武四郎先生の調査が入っていました。改めて考えると凄い方ですよね・・・。
明治28・29年で400世帯が四国や九州から入植されたそうで、特に香川県の出身が多かったそうです。その縁で香川県綾川町と姉妹町になったのでしょうかね。でも秩父別って特にうどんは有名じゃないんですよね。うどん県の力でも普及は無理だったのか・・・。
その代わり、現在では緑のナポリタン(http://www.midonapo.com/)がご当地グルメになっているそうです。近年ではブロッコリーに注力されているそうなので緑色も已む無し。
その代わり、現在では緑のナポリタン(http://www.midonapo.com/)がご当地グルメになっているそうです。近年ではブロッコリーに注力されているそうなので緑色も已む無し。
屯田兵屋の実寸での再現コーナーです。1Fの模型の説明では「大変粗末なものでした」と記載されていましたが中々どうして。
屯田兵が入植した一覧ですが、それぞれの地域に屯田兵に関する資料館だったり建物だったりが残されています。時間が取れたらお邪魔してみます。
おっさんが真顔でじゃれてます。
秩父別村、爆誕
明治34年(1901年)に深川村(現・深川市)から分かれて秩父別村として役場が設置されたんですって。ジオラマは明治40年代の頃の秩父別を再現したらしいです。この頃は養蚕も行っていたとの事です(後述)。
稲作
秩父別では「きらら397」「ゆめぴりか」等のお米が生産されていますが、かなり古くから稲作を行っていたそうです。どうやら地質が他の作物に合わなかったらしいです。
水田を作る為には当たり前に水が必要ですけどそれを最寄の雨竜川から引き込む必要があり、その第一期工事を再現したジオラマとの事です。
20年もの歳月を掛けて稲作の基礎を築いたらしいです。測量から始まって開墾、導水、土壌改善、水田作りと、そりゃ時間も掛かりますよね。三度の飯より米が好きな中の人は、先人の努力に感謝して美味しくお米を頂いています。
因みに、北海道米に関しては北海道米LOVE(https://www.hokkaido-kome.gr.jp/)をご覧下さい。意外とたくさんの種類があるんですよ。
因みに、北海道米に関しては北海道米LOVE(https://www.hokkaido-kome.gr.jp/)をご覧下さい。意外とたくさんの種類があるんですよ。
養蚕
屯田兵による開拓が始まる以前から秩父別は桑の木が自生していたらしく、蚕を持参した入植者の方々が養蚕を始めたんですって。何でも明治末期頃になると北海道産の繭の30~40%を産出する様になっていたらしいです。
ただ、水田の開発に当たって桑畑が減少し続けてしまい、最終的には養蚕が途絶えたらしいです。
ただ、水田の開発に当たって桑畑が減少し続けてしまい、最終的には養蚕が途絶えたらしいです。
生活・文化
鉄道が開通した事によって利便性が高まり、人口も着実に増えたとの事です。でも、秩父別を通る深川市と留萌市を結ぶ留萌本線の存続が危ぶまれていますので、今後はどうなるのか・・・。
近年の秩父別
秩父別の南東に位置する無数の沼が点在した「七里原野」の大開発が始まり、泥炭地の改良が行われて現在に至るそうです。又、稲作に加えて畜産にも注力されているそうですが、秩父別って畜産ありましたっけ?
昭和56年(1981年)の情報ですが、黄色は農用地、ピンク色は宅地、緑色が森林との事です。ほぼ農地。
手形
何か怖い。
「秩父別町・郷土館」のまとめ
- 自然から近年までが解り易く展示されている。
- 冬は寒い。マジ寒い。
記念撮影も出来ます。ブロッコリーとか。ブロッコリーか・・・。
第四十回目は「秩父別(ちっぷべつ)町郷土館」です。