施設情報
施設名:豊富町兜沼郷土資料室
場所:〒098-4451 北海道天塩郡豊富町兜沼
URL:https://www.town.toyotomi.hokkaido.jp/section/kyouikuiinkai/a7cug600000003jw.html
休館日:月~金曜日(冬期は休館)
開館時間:9:00~16:00
料金:無料
必要見学時間:20分
場所:〒098-4451 北海道天塩郡豊富町兜沼
URL:https://www.town.toyotomi.hokkaido.jp/section/kyouikuiinkai/a7cug600000003jw.html
休館日:月~金曜日(冬期は休館)
開館時間:9:00~16:00
料金:無料
必要見学時間:20分
施設概略
基本的には土曜日と日曜日のみの開館ですが、予約をすると他の日でも見学が可能な場合があり、かなり柔軟に対応して頂けます。
- 明治から昭和に掛けて使用されていた日用品等が展示されています。
- 本施設の隣に「豊富町発祥の碑」があります。
展示室
収蔵展示
本施設は色々と変遷しており、元々は明治36年(1903年)にこの地に入植された梅村庄次郎さんのご自宅だったそうです(後述)。
明治41年(1908年)に上サロベツ駅逓所が建てられたそうですが、翌年に発生した山火事の影響で焼失してしまい、梅村さん邸が郵便局になったとの事でした。奥側の立て看板には「豊富町役場・兜沼支所」と書かれていますので、様々な役割を果たしていたのでしょうかね。
明治41年(1908年)に上サロベツ駅逓所が建てられたそうですが、翌年に発生した山火事の影響で焼失してしまい、梅村さん邸が郵便局になったとの事でした。奥側の立て看板には「豊富町役場・兜沼支所」と書かれていますので、様々な役割を果たしていたのでしょうかね。
裏側にはJR宗谷本線の兜沼駅がまだ有人駅だった頃(現在は無人駅)に表彰された賞状や各種トロフィーが飾られていました。
元・総理大臣だった橋本龍太郎氏が運輸大臣だったのは昭和61年(1986年)との事なので、その頃の名簿と言うか名札と言いますか。因みに隣の「総裁」とは国鉄総裁の事です。
展示室の全景です。ご覧の通りそんなに広い訳ではありません。だって元々は郵便局ですから。
豊富町に関する来歴等の説明が無い為、基本的にはまだ収蔵資料室扱いなのかも知れません。
尚、地元のNPO団体の方々が各所と協力して郷土資料の整理作業を続けられているそうで、徐々に整頓されているそうです。有難い有難い。
尚、地元のNPO団体の方々が各所と協力して郷土資料の整理作業を続けられているそうで、徐々に整頓されているそうです。有難い有難い。
棚の端の下段に目を向けると潜水用具が。プレートには「水中に潜る時に使用」と書かれていたんですけど、そりゃそうでしょうね、としか・・・。漁業に使うんですかね。
奥に小部屋があり、こちらにも当時に使用されていた日用品等が展示されていました。
梅村氏関連
明治36年(1903年)に兜沼に入植された梅村家に関する写真や資料も展示されていました。個人的には梅村家にもう少しスポットを当てても良いのではないかと思います。
本施設と繋がっている裏側には梅村家の旧・邸宅があり、そもそもこの建物全てが梅村家の持ち物であったそうで、自宅を郵便取扱所(現在の簡易郵便局)として使用した後に増築して郵便局となり、その後は私設郷土館になり、建物の一部(現在の郷土資料室部分)を町に寄贈して、現在に至るそうです。その為、本施設は内部で裏側の旧・梅村邸へと繋がっておりますが、私有地なのでそこへの立ち入りは出来ません。
本施設入口の上部に「豊富町サロベツ館」と書かれた木製のプレートが打ち付けられておりましたが、若しかしたらこれが私設郷土館の名残なのかも知れませんね。
本施設入口の上部に「豊富町サロベツ館」と書かれた木製のプレートが打ち付けられておりましたが、若しかしたらこれが私設郷土館の名残なのかも知れませんね。
豊富町発祥の碑
本施設の右隣には豊富町発祥の碑が置かれていました。これは現在の豊富町兜沼に梅村庄次郎さんが入植・開拓を始めてから100年を機に建立されたそうです。その為、ここ兜沼地区が豊富町の発祥の地となるそうです。
それと今更ですが、天塩(てしお)川の支流であるサロベツ川の支流である兜沼川が注ぐ兜沼と呼ばれる沼がありまして、畔には兜沼公園キャンプ場(オートキャンプ場も併設)があります。思い出したので念の為に書いておきました。
それと今更ですが、天塩(てしお)川の支流であるサロベツ川の支流である兜沼川が注ぐ兜沼と呼ばれる沼がありまして、畔には兜沼公園キャンプ場(オートキャンプ場も併設)があります。思い出したので念の為に書いておきました。
「豊富町・兜沼郷土室」のまとめ
- 現状では収蔵資料室の様に思える。
- 昭和9年(1934年)に建てられた建物自体が既に貴重な資料である。
- 町議会の広報誌において、本施設や移転前の豊富町郷土資料室を視察した際の町議員の感想として「貴重な街の歴史が刻まれた資料をもっと町民に見てもらえるようになれば・・・」と記載されていました。その通り。でも潤沢な予算が無いとどうにもならないんですよね。難しいです。
内容が気になるところではあります。
因みに「因果」とは「不用意に食べたら不用意に太る」と言う意味です。怖いネ。
因みに「因果」とは「不用意に食べたら不用意に太る」と言う意味です。怖いネ。
次回のお知らせ
次回はこちらをご案内致します。
第八十六回目の二回目は「豊富(とよとみ)町兜沼(かぶとぬま)郷土資料室」です。八十六回目の一回目は豊富町郷土資料室になりますのでこちらも併せてどうぞ。尚、それぞれの施設は車で20分程度の場所になります。
前回の豊富町郷土資料室でテストに出た、昔の郵便局の写真の実物が本施設になります。元は兜沼郵便局との事で、本施設の隣には現在の普通の郵便局があります。