【厚岸町】郷土館+α(No.020)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第二十回目は「厚岸(あっけし)町郷土館」です。

施設情報

施設名:厚岸町郷土館
場所:〒088-1114 北海道厚岸郡厚岸町湾月1丁目2
URL:http://edu.town.akkeshi.hokkaido.jp/kaiji/kyodo/
休館日:毎週月曜日(冬季は休館です)
開館時間:9:00~16:00
料金:100円

施設概略

 厚岸町は牡蠣で有名でして、良く「Rの付く月(9~4月)は食べられない」と言われていますが、厚岸の牡蠣は年中無休で食べられます(旬はありますけど)。
 あと、道の駅に併設されている「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」ではオイスターバルですとか牡蠣をメインしたレストランが入っています。それと、秋には牡蠣祭りも開催されています。中の人は牡蠣が苦手なので全く食べないんですけど。
  • 厚岸地区の郷土資料が展示されています。
  • 地味に指定重要文化財が展示されています。

展示室

一般展示

 この郷土館では展示物の殆どがガラスケースに収められています。なので写真が撮り難い・・・! 中の人が必ず写り込んでしまう・・・! 奇禍っ・・・! 何という奇禍・・・!(ぐにゃあ)
 そんな訳で今回は写真が少ないです。予めっ・・・! ご了承下さいっ・・・!

 入ってすぐ目の前には「大日本帝国水産会社 厚岸牡蠣製造所」の模型です。この工場では乾し牡蠣(干し柿ではない)と牡蠣醤油(オイスターソースではない)が生産されていたそうです。

 厚岸町と牡蠣の歴史。あと、ここだけの話ですが乱獲によって1/1000程度まで漁獲量が減少したので現在では養殖をしています。どの業界にも居ますよね、他人の事とか後の世代の事を考えない輩って。

 ここは「厚岸町のあけぼの」のコーナーです。出土した土器類が展示されています。

 厚岸町の文化財分布図で、赤い点が全て文化財(遺跡とか)です。続縄文時代の遺跡(貝塚)が発掘されていますので、かなり古くから人が居たみたいですので遺跡も沢山あるのでしょう。厚岸は湾状になっているので生活し易いんですかね。

 アイヌの方々の展示物と、開拓者の方々(肖像画は最上徳内)のコーナーです。

 急に火縄銃が。そう言えば戦国時代には日本が世界一の銃保有国だったんですって。

 幕末の頃の厚岸のコーナーです。

 江戸時代末期の一時期、北海道でのみ使用が許された「箱館通宝」です。因みに箱館(はこだて)とは、観光地で有名な函館(はこだて)の旧名です。なので、箱館奉行所はあっても函館奉行所はありません。

 「ちょっと昔の道具」のコーナーです。

 過去3,000年間に発生した地震津波の痕跡の剥離標本が置いてありました。因みに、津波の痕だけではなく噴火の痕も残されています(上側の白い線の部分ですとか)。

指定重要文化財1

 浄土真宗大谷派正行寺の本堂が指定重要文化財との事で、元々は新潟県にあった1799年に建築された本堂を購入して1911年に移築したんですって。その本堂がまるっと重要文化財になったそうです。

 重要文化財の正行寺の本堂です。一見するとそんなに古い様には見えないんですけどね。日頃の手入れが行き届いているのでしょうか。
 郷土館から車で5分程度の場所にあります。

指定重要文化財2

 1804年に江戸幕府が伊達・様似(さまに)・厚岸に3つの寺院を建立したらしく、それらを纏めて「蝦夷三官寺」と呼ぶそうです。だんご三兄弟的な。その中の1つが国泰寺と呼ばれ、それが厚岸にあります。その国泰寺に所蔵されている、歴代の住職が60年間に渡り書き綴った「日鑑記」等々が指定重要文化財になったそうです。
 原本は国泰寺にて保管されており、事前に許可を貰えれば閲覧可能との事です。尚、複写本はここ郷土館にも展示されています。
 郷土館から車で・・・と言いますか徒歩2分です。郷土館の真裏にあるのですぐに判ると思います。それにしても、このそんなに広くない厚岸で2点もの重要文化財があると言うのは凄いですね・・・。

厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」

 冒頭で触れた「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」です。道の駅と併設されている4つの飲食店が入った施設となり、詳しくはウェブサイトをご覧下さい。
施設名:道の駅・厚岸グルメパーク「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」
場所:〒088-1119 北海道厚岸郡厚岸町住の江2丁目2番地
URL:https://www.conchiglie.net/
休館日:毎週月曜日
開館時間:9:00~20:00(季節によって異なります)
料金:無料

水族館「プティ」

 実はこの施設の1Fの奥に小さな水族館があります。

 こんな感じです。

 写真等で厚岸地区の牡蠣について説明されています。

 厚岸に生息する魚が泳いでいました。

 養殖中かしら?

 稚貝から食卓に届くまで。ヤバいサイズのも展示されていますが、ここまで大きくなると美味しいんですかね?

「厚岸町・郷土館」のまとめ

  • 写真を撮影すると殆どの場合に知らないおっさんが写り込む。

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