【大樹町】宇宙交流センター「SORA」(No.083)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第八十三回目は「大樹(たいき)町宇宙交流センター「SORA」」です。

 宇宙・・・それは最後のフロンティア。
 スタートレックが好きな中の人がお送りする今回は、大樹町の「多目的航空公園」にあるロケット打ち上げに関するPR施設です。ですので、矢追純一氏的な要素は一切ありません。好きなんですけどね。UFO博物館とか無いのかな・・・。

施設情報

施設名:大樹町宇宙交流センター「SORA」
場所:〒089-2115 北海道広尾郡大樹町美成
URL:https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/uchu/sora.html
休館日:月~金(冬期は休館)
開館時間:10:00~16:00
料金:無料
必要見学時間:30分

施設概略

 なんで大樹町のこの場所にこう言った施設があるのかと言いますと、海沿いに面しており比較的に広くて平坦な土地が多くて方角的に良い(開運的なものではない)のと、何かあったとしても人が少ない田舎で迷惑掛からないからとの事でした。それを言ったら隣の広尾(ひろお)町とか豊頃(とよころ)町でも良いのでは・・・? でも大樹町の方が良い何かがあるのでしょうね。
  • 航空宇宙や各種実験に関する展示がされており、実際に打ち上げられた小型ロケットもあります。
  • 職員さんによる説明が受けられます(時と場合による)。
  • 「多目的航空公園」とは言うものの、一般の方々が立ち入り出来るのは駐車場と本施設だけで、その他は実験施設の為に立ち入りは出来ません。

 ロケットではありませんが、宇宙ステーションとして有名な「ミール」が苫小牧市ミール展示館にて展示されています。山崎製パンの栗羊羹も宇宙食バージョンとして展示されていました。

 上空から眺めるとこんな感じで、赤い屋根の建物が本施設になります。

第一展示室

 実際に打ち上げられた小型ロケットと、飛行機・ロケットの歴史が展示されていました。

 左から「ハイブリッドロケット・CAMUI-90P」「液体ロケット・ゆきあかり」「液体ロケット・すすかぜ」「ハイブリットロケット・H-40号機」との事。豆の品種名みたいな「すすかぜ」の全長が4.3mで、6km上空まで飛ぶそうです。

 「CAMUI型ロケット」に使用されている固形燃料との事で、名前は「ちくわ」です。どうぞ宜しく。

 可愛いクラゲではなく、観測用気球の1/60スケールモデルです。実際には100m位の大きさなんですって。ただ、このサイズになると重くなって高度が低くなってしまう為、新たに開発した超薄型(3ミクロン以下)のポリエチレンフィルムを使用したお陰で高度50km以上まで上がるそうです。この距離は地球から見て成層圏の端になり、次の中間圏との境目付近との事です。

 これが超薄型フィルムの実物です。大人用のゴムみたいなモノ(R18)とかではないです。実際に触ってみましたが、余りにも薄すぎて何を触っているのか判らない位です。何を言っているのかわからねーと思うが(略)。

 壁一面に日本の飛行機開発と、世界のロケット開発の年表が掲示されていました。

 年表と呼ぶよりかは家系図と呼んだ方が良いかも知れません。飛行機・ロケットの名称とかが凄い細かく記載されており、写真は大戦時の頃の年代になります。
 一式(隼)とか二式(鍾馗)とか三式(飛燕)とか九九式艦爆とかもあります。所謂「ゼロ戦(零式)」もありますが、零式輸送機とかマニアックなのもきちんと記載されており嬉しい。戦闘機好きなら一度は見る事をお勧めします。

 松本零士氏の原画も展示されていました。遠い未来にはロケットではなく、列車型の宇宙船で旅する様になると面白いですよね。中の人は死んでますけど。

第二展示室

 こちらの展示室ではJAXA(宇宙航空研究開発機構)についての説明や、この多目的航空公園で研究を行っているその他の団体についての展示がありました。知らない所で色々な研究がされているんですね。

 まぁ、爆弾ではないのでそう言った危険は少ないのでしょうけど、ぶつかったら痛いですよね。あと、黄色いと目立つからこの色なんでしょうけど、新幹線の線路等を検査するドクターイエローみたい。

 JAXA「怖くないよー」
 中の人「牙がなんか怖い」

 この様に内部も見られます。

 こちらは「姿勢制御実験機」の胴体部との事です。これはLEAPシリーズの4番目との事で、ロケットの機体の姿勢制御を行う装置の動作実験機の一部パーツなんですって。他にもエンジンだったり制御機構だったりも付属するそうですが、解り易い全体の写真だけでも展示して頂ければより理解が深まるかと。

 エンジンが展示されていました。このエンジンは「衝突型ガス押し液体燃料ロケットエンジン」と呼ぶそうで、小さいノズルから噴出された燃料と酸化剤を衝突させて混合し、燃焼室で推力に変わるそうです。ガソリンエンジンなんかはそこにスパークプラグで発火させますけど、ロケットエンジンってどうやって燃焼させるのでしょうかね。ディーゼルエンジンみたいに勝手に着火するものなのでしょうか。

 これは2020年に小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったサンプルのレプリカとの事です。詳しくはhttps://curation.isas.jaxa.jp/topics/22-01-13.htmlをご覧下さい。専門家向けなので何が何やら解りません。

 多目的航空公園にはJAXAの研究施設もあり、このマシンでは5つのムービーを見る事が出来ます。個人的にはボタン部分をスペースシャトルのコックピット風に仕上げて欲しいところ。

 大樹町ではイベントの一環として、ペットボトルロケット大会を開催しているそうです。頑張れば250mも飛ぶんですね・・・。
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/uchu/pet-record.html

 宇宙服を着て記念撮影も出来ます。子供用のもあるので親子で撮影が可能です。

屋外の様子

 飛行船の格納庫との事です。差支えが無ければ内部の写真とかが展示されていたら嬉しいです。

 何か変わった形状だなーと思ったら本でした。特に説明が無いので詳細は解りませんが、地球が見えて宇宙服を装着しているので宇宙なのでしょうね。将来的にはこうなると良いですよね。

「大樹町・宇宙交流センター「SORA」」のまとめ

  • 大樹町における、航空宇宙実験について知る事が出来る。
  • タイミングが合えば各種実験を離れた場所から見学出来るかも。
  • それでは皆さん、長寿と繁栄を。スタートレック大好き!

次回のお知らせ

 次回はこちらをご案内致します。

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