【帯広市】帯広百年記念館埋蔵文化財センター(No.060-2)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第六十回目の二回目は「帯広(おびひろ)市帯広百年記念館埋蔵文化財センター」です。

 因みに、第六十回目の一回目は帯広市帯広百年記念館ですので、こちらも併せてどうぞ。

施設情報

施設名:【帯広市】帯広百年記念館埋蔵文化財センター
場所:〒080-2473 北海道帯広市西23条南4丁目26−8
URL:http://museum-obihiro.jp/occm/maibun/maibun.htm
休館日:日曜日・月曜日
開館時間:9:00~17:00
料金:無料
必要見学時間:20分

施設概略

 出土品の収蔵・管理、一部の公開、説明、調査報告書の発行、出前講座をされているそうです。でも槍投げはしていません。

  • 帯広市帯広百年記念館の分館に当たり、百年記念館では展示し切れない出土品が展示されています。
  • 大量には展示されておらず、基本的には出土品の収蔵・管理がメインかと思われます。
  • 下らない質問をしてもきちんと教えて頂けます。

 百年記念館を観覧してからカレーを食べた後に本施設の観覧に訪れたんですけど、百年記念館でヒャッハーしていたところをこちらのスタッフさんに見られていたそうで「百年記念館に居ましたよね?」と訊かれて嬉し恥ずかし中の人☆(ゝω・)vキャピ

 百年記念館から車で15分程度で到着しますが、団地の中にあって判り難いので注意が必要です。

展示室

 来館した際はお片付けの最中だったらしく、邪魔をしない様にそっと展示室へ。
 ぱっと見ると展示点数がそんなにない様に見えますが、土器で22万点、石器で5万点、その他の遺物を含めてトータルで100万点以上を収蔵しているそうです。何処にあるんだろう・・・。立ち入り出来ない2Fかしら?

 百年記念館でも登場した、世界最古の「海産物を煮炊きした土器」が発掘された「大正3遺跡」の詳細です。
 帯広市内では61箇所の遺跡が発見されており、この大正町で発掘された大正遺跡群は大正1~8遺跡まであるそうで、この遺跡群からは縄文時代全般と続縄文時代の遺構・遺物が発掘されているとの事です。

 帯広市内の遺跡は61箇所との事でしたが、十勝管内では1,000箇所以上の遺跡が確認されているそうです。見付かっていないだけで探せばまだまだあるのでしょうね。
 因みに文化庁のウェブサイト(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/maizo.html)によると、遺物が出土したら警察署に届ける様に文化財保護法によって義務付けられているそうです。落し物と同じ感覚なのか。

 帯広市内各地の遺跡から発掘された土器です。底面部分にホタテ貝を押し付けてホタテ跡をプリントした、見えないお洒落を施した土器も発掘されています。
 これは土器製作工房の意匠なんですかね。それか土器を製作する際に固定する為に敷いていたのか。若しくはホタテ料理専用の土器として混同しない様にしていたのか。ほら、他の料理に生臭い香りが移ったら嫌だとかホタテアレルギー云々とか、そう言う可能性もあると言う事です。まぁ無いと思いますけど。

 圧倒的グラマー・・・! 文様は意匠とかお洒落とかの意味合いがあるでしょうから、余裕が生まれてきた証なんでしょうね。それにしても大きいんですけど、この時代にこんな大きい胸の女性なんか存在していたんでしょうかね。
 因みに、東北地方や函館でも乳頭状突起のある尖底土器が発掘されているそうです。本州から渡って来たのか自然発生的におっぱい祭りになったのかは判りませんが、現代の男性の大半の見方とは異なり命を生み育てる女性のシンボルでもあるので神聖だったのでしょうね。

 こっちでもおっぱい祭り・・・。あれ、若しかして単純におっぱいが好きだったのかも。でも赤色で彩色されていたそうなので、祭事とかに使用されたのでしょうか。やっぱり神聖だったんですよ!(恐らく)

 土器製品だけではなく石器類も展示されています。加工が容易で使い勝手の良い黒曜石製が多いですね。

 一般的には黒曜石製の石器類は右側の展示物の様に三角形に近い形状のが多いんですけど、日本国内では北海道東部に限り「両辺が平行している独特な形状をした鏃(やじり)」が発掘されているそうです。写真で見れば一目瞭然で、左側のがそれです。
 鱧の骨切り包丁みたいな形状をしていますがこれを「石刃(せきじん)鏃(ぞく)」と呼び、アジアで発生したらしくシベリアを通じて北海道東部に渡ったと考えられているそうです。通常の石器とは異なり魚を3枚におろす事も出来たでしょうね(別海町郷土資料館では実際に黒曜石製の石器で魚を捌いた写真が展示されていました)。

 こちらは一般的な鏃です。北海道では1万年と2千年前から愛してるよりも昔の、1万年と4千年前には弓矢が使われていた可能性があるそうです。

 下から上に向かって完成形に近付いています。最終段階で痛恨のダメージを得ますが、それを乗り越えて完成となるそうです。
 百年記念館の第二展示室で、石に対して垂直に割ろうとすると上手に割れないので若干ながら斜めに叩くと綺麗に割れると解説されていました。トライ&エラーを繰り返して製品化されているのですね。
 ※参考動画

 入り口付近に、ややデフォルメされた発掘風景のジオラマがありました。

 初級者向けの組み立てパズルがありました。実際に発掘された土器は目も当てられない位に細かくてパーツ点数も多いですけどね・・・。でも1/10スケールのプラモデルとかでリアルなのを発売したら、結構な売れ行きになりそうな気がするんですが。

「帯広市・帯広百年記念館埋蔵文化財センター」のまとめ

  • 帯広市帯広百年記念館には無い展示が見られる。
  • 学芸員の方に余裕があれば詳しい説明を受けられる。
  • いつか100万点もの収蔵品を見たい。

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