【紋別市】市立博物館(No.037)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第三十八回目は「紋別(もんべつ)市立博物館」です。

施設情報

施設名:紋別市立博物館
場所:〒094-0005 北海道紋別市幸町3丁目1−4
URL:https://mombetsu.jp/education/?content=275
休館日:月曜日
開館時間:9:30~17:00
料金:無料

施設概略

 過去にも書いた記憶がありますが北海道には「紋別」と「門別」の二つの「もんべつ」があり、紛らわしいのでオホーツク海側の「オホーツク紋別」と、日高地方の「日高門別」と道民は分けています。今回は「オホーツク紋別」になります。昔、PCゲームからファミコンに移植された「オホーツクに消ゆ」と言うのがありましたね。余談ながら、「オホーツクに消ゆ」「ポートピア連続殺人事件」のシナリオを書いたのは堀井雄二氏です。
  • 展示室と収蔵展示室の二部構成になっています。
  • 本施設の斜め裏側には「まちなか芸術館」があります。地元出身の芸術家の作品に触れたい方は是非。
  • すぐ近くに紋別市北海道立オホーツク流氷科学センター「ギザ」があります。真夏でもマイナスの世界を体感出来ますので併せてどうぞ。

エントランス

 エントランスに入ってすぐエンジンです。「へー、焼玉エンジンの愛称がクジラなんだー」。

 「上かーい!」なんてね。ちょっと疲れており視界に入らなかっただけです。

展示室

 展示室です。ここの博物館は歴史、漁業、鉱業の大きく3つに分類されて展示されています。あと、天井が高く広々としており天井近くまで展示物がありますので首が疲れるのと一部で見え難い展示もあります。已む無し。

歴史

 先ずは歴史のコーナーから。旧石器時代・縄文から擦文・アイヌ・江戸末期と4つのカテゴリに分かれており、コンパクトながら解り易い解説とそれぞれジオラマも用意されています。

漁業について

 こちらは漁業に関するコーナーです。壁に何か貼られているので近付いてみると・・・。

 定置網や底びき網等の4種類の網の精巧な模型でした。実際の1/150スケールとの事で、その巨大さが判る様になっています。バスは根こそぎ、博物館もすっぽり。

 こちらも網の模型ですが、実際の漁が解り易い様にジオラマになっています。

 この、カニのまばらさよ・・・。ヒット率が低く末端価格が高いのも理解出来ます。

 カニ。

 左下のカワサキ船を除いて、全て実際に使用されていた漁船らしいです。この博物館の模型とかジオラマってすげー精巧に作られており、製作者の本気度が伺えます。

 ここ紋別から知床半島までの、沿岸部のジオラマです。ボタンを押すと主な市町村の他、海側では主な魚介の漁場が光ります。

主な産業

 壁一面に天井まで配された展示物。船・漁具・加工具等が展示されています。品名のみが記載されており、使用方法等の詳細は闇の中です。今後の充実に期待します。

 上には中の人を捕獲しようとする一団が・・・。

 実際に使われていた番屋の一部を再現したコーナーです。この番屋、その後は鉄工所やアパート等に変遷して、1987年に取り壊されたとの事。

 ここは生活・農業・林業・鉱業に関するコーナーです。ここも壁一面で圧倒されます。

ゴールドラッシュ

 説明が無かったら何をしているのか全く判りませんが、砂金掘りのコーナーです。1905年に砂金が見付かるとゴールドラッシュが起こり、1934年にまでに3,000kgが産出されたそうです。

 こっちは鴻之舞(こうのまい)鉱山の採掘ジオラマです。1916年に露頭が発見され、1919年から1973年までの間で1943年に金鉱山整備令による休憩を挟みながら72,632kgの金を、1,234,126kgの銀をそれぞれ住友金属鉱山が採掘したそうです。探せばまだあるんじゃないかと思いますので、中の人と連絡が取れない場合は住友の目を盗んで鴻之舞の何処かに居ます。あと、水銀も産出されていたらしいです。

 複製か・・・ちっ・・・。

収蔵展示室

 ここから収蔵展示室です。

 分野毎に綺麗に収蔵されています。

1F

 生物のコーナーです。北海道とは無縁のアラスカ産のオオカミも展示されていたり。

 テン可愛い。4つ目の茶色いのはミンクなんですって。

 農業のコーナーです。紋別って農業があったのか・・・。

 右が林業、左が漁業のコーナーです。紋別は林業と漁業が盛んだと思ったのですが、意外と収蔵品が少なく。展示したからこっちに無いのかも。

 鉱業のコーナーです。右側はグッズですが、左側には鴻之舞鉱山のジオラマがあります。

 上から眺める。現在は住友金属鉱山の採石場になっているみたいです。

 金山の断面図です。赤いのは坑道で、主要な鉱脈が18あったそうです。18金です。展示室の砂金の人形なんかより、このジオラマを置いた方が良いのでは・・・?

2F

 2Fです。右が交通・通信で、左がその他の仕事関連のコーナーです。右手前の機械は、1960年から1978年まで使用されていた電話の交換機との事です。

 生活雑貨のコーナーです。右側の器械はカキ氷器です。中部コーポレーション(https://www.chubu-net.co.jp/food/products/02-01.html)で現在も形状・デザインが殆ど変わらない後継機が販売されています。

 使用済みの切手群です。何でだろう・・・。

 「悲しき口笛」の頃の美空ひばり。

 後年の美空ひばり。並べて貼れば良いのにと思いました。因みに、両者の切手は戦後50年切手シリーズみたいです。

「紋別市・市立博物館」のまとめ

  • 天井が高くて圧迫感が皆無。でも首が疲れる。
  • 展示品についての詳しい解説は今後に期待。

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