【釧路市】市立博物館+埋蔵文化財調査センター(No.038)

※このページは約21分で読めるかも知れません。

 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第三十八回目は「釧路(くしろ)市立博物館」と隣接している「埋蔵文化財調査センター」です。

施設情報

施設名:釧路市立博物館
場所:〒085-0822 北海道釧路市春湖台1−7
URL:https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/
休館日:月曜日
開館時間:9:30~16:30
料金:480円

施設概略

 すげー大きくて広い博物館で、建物のデザインはタンチョウが羽を広げたイメージとの事。尚、博物館と埋蔵文化財調査センターが隣り合わせにありますので、最後の方で調査センターも掲載しています。それと、今回は展示物が多いので写真も多めになっており、450弱の撮影枚数から抜粋してお送り致します。「やる事も無いからセーターの毛玉取りもでするかー・・・」位に暇な時にご覧下さい。
 来館時には近隣の小学校の社会科見学なのか児童が多かったです。あちこちの博物館とか資料館とか行って実生活ではあんまり役立たない見聞を広めると良いよ!

  • 1Fは釧路の自然のコーナーです。
  • 2Fは釧路の歴史・産業のコーナーです。
  • 4Fはアイヌ・タンチョウのコーナーです。
  • 3Fは何処かに紛失しました。

エントランスホール

 エントランスホールにはマンモスの骨が。まだお金を払う前なのに気前が良いですね。マンモスウレピー。

1F・釧路の自然

大地

1Fは自然のコーナーです。大地・植物・生物・海の大きく4つに分類されています。 

 大地のコーナーから。釧路市を中心として広大な釧路湿原までがジオラマ化されています。海側は「釧路海底谷(かいていこく)」まで再現されており、海の深さが解る様になっています。海の真ん中の赤い点は、1993年に発生したマグニチュード7.8の釧路沖地震の震源地との事。

 右から「大地のうつりかわり1」「大地のうつりかわり2」で、7,000万年前から200万年前までの地層についての展示です。
 釧路地方は釧路炭田と呼ばれる浦幌町から厚岸町まで跨る一大炭田がありますが、この「石炭」のコーナーでは炭田になった実際の石炭や、石炭の元になったメタセコイアやシダの木片が展示されています。釧路市旧太平洋炭礦炭鉱展示館も近くにありますので是非どうぞ。
 最後は「火山」についてのコーナーで、釧路の北側には20近い火山があり今も微弱ながら活動しています。尚、屈斜路湖と摩周湖はカルデラ湖です。

 雄別(ゆうべつ)炭鉱で採掘された1.5tの石炭です。

植物

 ここから植物・生物のコーナーです。釧路と言えば、日本の湿原面積の3割を占める国内最大の釧路湿原(東京都心がすっぽり収まるらしいです)。釧路湿原は低層・中層・高層と高さが異なる構造になっており、札幌側が高層で、根室側が低層になっています。尚、生物は約1,400種類、植物は約700種類が生息しており、しかも天然記念物も多数いると言う、ちょっとしたカオスになっています。自然って凄いね!

 釧路湿原に自生する野草です。初夏のミズゴケ湿原(高層地)をイメージしているとの事。

 湿原と言っても湿地帯のみではなく、右は広葉樹と針葉樹もあるよ!との事です。何でも「汎針広混交林帯」と呼ばれるそうです。「な、何だアレはー!?広葉樹林と針葉樹林と、それが混ざった混交林だとー!?」「ぬぅ・・・あれが世に聞く汎針広混交林帯・・・!」「知っているのか雷電!」
 次いで、湿原の2%しかない高層湿原の展示で、一般的には「ミズゴケ湿原」と呼ばれているとの事。高層地では土壌の栄養が少ない為にコケ類しか育たないとの事。
 次は湿原の80%を占める低層湿原の展示で「ヨシ・スゲ湿原」と呼ばれています。栄養価が高い土壌の為、比較的に背の高い植物が群生しています。「ヨシ」とは「アシ(葦)」の事で「人間は考える葦である」の、あの葦です。

 ミズゴケ湿原の泥炭の断面との事。

 湿原に生息する生物のコーナーです。手前左側の球体には、スゲ類が諸事情あって塊になった「谷地坊主(やちぼうず)」が展示されています。

 右は幻の魚と呼ばれるサケ科のイトウの展示です。絶滅寸前なので見かけたらそっとしてあげて下さい。尚、釧路から自動車で2時間程度にある標津町標津サーモン科学館ではイトウの生体が展示されていますので是非どうぞ。
 次は昆虫の展示ですが、20,000年前に北から、6,000年前に南から渡来したのが生き残っているとの事。現在の環境が調度良いのでしょうかね。
 その隣は植物の展示ですが、こちらも寒冷期に繁殖したものの温暖期になって夏でも寒冷な釧路湿原を中心として残ったとの事。種類によっては釧路湿原にしか生息していない植物もあるらしいです。
 左端はサンショウウオの展示で、キタサンショウウオとエゾサンショウウオが生息しているとの事です。キタもエゾも同じ様な意味なんじゃないかと道民の中の人は思うのですが、キタサンショウウオのみ天然記念物に指定されているとの事。頑張れエゾサンショウウオ。

生物

 昆虫・鳥類・哺乳類のコーナーです。標本や剥製がふんだんにあるので圧倒されます。

 昆虫の展示です。釧路湿原では約1,100種が確認されているとの事です。釧路は寒冷なので、鳴く種類の昆虫が少なく色合いも地味なのが多いんですって。
昆虫が苦手な方はご注意下ちい

 1/1スケールのプラモデルかしら。

 中央より右側は鳥類の展示です。鳥類だけでも200種が確認されているんですって。ここではタンチョウは展示されていませんが、4Fでフューチャーされていますので後ほど。
 次いでイタチの展示です。在来種は3種類ですが、野生化したミンクとかホンドイタチが侵入して荒らしているそうです。
 左端は一見すると蛾かと思いましたが、コウモリでした。日本では33種類のコウモリが生息しているらしいですが、釧路地方だけで13種が生息しているとの事です。

 鳥類の剥製です。釧路湿原では200種類の鳥類が確認されており、繁殖したり越冬したりで賑わっています。近くに釧路市湿原展望台を始めとした展望台が随所にありますので、場所や季節に応じてその顔が変わります。

 鹿など。エゾシカは名前の通り北海道に生息する鹿ですが、昔は道北・道東にのみ生息していましたが、最近では会社の近所にも出没する様になりました。早朝の会社近くのコンビニで買い物してお店を出たら鹿が居ましたもん。良いのか悪いのかは判りませんが生息数が激増しており人間環境への被害が顕著になっている為、ここ十数年で駆除が盛んになっています。鹿肉はあんまり美味しかったイメージが無いんですよね・・・。熊肉も。

 モモンガ可愛い。

 熊はいつも通りとして、エゾタヌキ可愛い。因みにエゾタヌキはネコ目イヌ科タヌキ属なんですって。結局、猫なのか犬なのか狸なのか。そう言えば我が家にも狸に似た猫が居ます。あれ、若しかしたら猫じゃなくて狸なのかも。

 1Fは大地・生物・海と大別されて展示されていますが、ここから1F最後の海のコーナーです。釧路は様々な産業がありますが漁業も盛んであり、暫く全国一の水揚げを誇っていました。
 右側は遡上するサケ科の展示です。真っ赤なのはベニザケで、海で生活している頃は銀色の一般的なサケの姿ですが川に遡上するとテンションアゲアゲで真っ赤になります。
 次いで、岩場と砂場に生息する魚です。ヒトデは別として、どのお魚も美味しいです。
 左端は外洋や深海の魚で、アナゴも居るとか。真っ赤なのはキチジで、北海道ではキンキと呼ばれています。高いけど煮付けたら美味しいですよ。

 カニは美味しいから是非も無し。

 海獣とカニの展示です。トドは繁殖期になると10~15頭のメスをはべらしハーレムを作るんですって。甲斐性があってステキ。

 オットセイとアザラシです。特にゴマフアザラシの子供の頃の白さと言えば漂白剤で洗ったかの様に真っ白モフモフで可愛いのですが、それも3週間程度。あと、オットセイもハーレムを作るんですって。

 若しかして茹でられてませんか?

 ミンククジラの骨格標本です。そんなに大きくないんですね。

 階段下のデッドスペースも有効活用。これはマッコウクジラの上顎(左)と下顎(右)の骨です。

 これはシロナガスクジラの下顎の骨で長さが6.7Mとの事です。でかい。超でかい。なまらでかい。何処かの神社では鳥居の代わりとして下顎の骨を使っていた記憶があるのですが、それが何処なのかは忘れました。離島だった様な気がするのですが・・・。

 こんなに居るならクジラ漁が盛んになっても仕方がありませんよね。

 北海道と言えば昆布です。日本では15族50種の昆布があるそうで、北海道では12属43種が生息しているそうです。そして、ここ釧路を含む北海道東部地方では8属18種が生息しているんですって。昆布について学びたい方は、七飯町にある北海道昆布館に行けば良いよ!(その内、この資料のはらわたでもレビュー予定です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

four × 2 =