【枝幸町】オホーツクミュージアムえさし(No.041)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

1F・埋蔵文化財展示室

 このブロックは埋蔵文化財の展示室になります。
 北海道ってちょっとおかしくて、縄文時代の後は弥生時代が続く筈なんですけど大きい離島だからなのか本州とは時代区分が異なっており「縄文時代→続縄文時代」となり、世は平安・鎌倉・室町時代なのに北海道は「擦文(さつもん)時代」とか、時空が違うのかな?と思う程に独立した文化圏でした。
 その中でもオホーツク海沿岸部では「オホーツク文化」とか言う独自文化が更にありまして、ここ枝幸では「目梨泊(めなしどまり)遺跡」と呼ばれる遺跡が発掘されています。竪穴式住居の近くからは多数のお墓が見付かっており、その副葬品と考えられる直刀や蕨手(わらびて)刀が指定重要文化財になっています。
 なので、ここから先のスパイクは厳禁なのです。・・・? スパイク?

オホーツク海

 あぁ(納得)。傷付けるのは勿論、割るのは論外です。

 このコーナーはオホーツク海の説明です。流氷とか。

先史時代の標津

 ちょっと説明が面倒なんですけど、オホーツク文化は続縄文時代の途中から始まり擦文時代の途中で終わりました。つまり、続縄文・オホーツク・擦文と、3つの文化が続いています。その為、オホーツク文化のみの遺跡ではなく、きちんと続縄文・擦文の出土品もあります。

オホーツク人の暮らし・墓

 この展示室の最大の目玉と言ったら過言なんですが、竪穴式住居の実寸展示です。でかい。

 内部はこんな感じです。地味に作り込まれていて嬉しいです。

 良いモノを食べてらっしゃるんですね・・・。

 オホーツク人のお墓です。通常、この時代では屈葬が主流で場所を取らずにコンパクトに収められていましたが(屈葬にする理由とは違うと思いますけど)、この目梨泊遺跡では何故か伸展葬(現在では一般的な体を伸ばした姿勢)で埋葬されていたそうで、その理由は不明との事でした。

 ・・・曲げるのが面倒だったんじゃない?(新説)

 図説・これがオホーツク人の土葬だ!
 ちょっと思ったんですけど、屈葬の場合は深く掘らないとならないから大変ですよね? でも伸展葬なら浅く掘るから楽なんですよ。つまり・・・(;゚д゚)ゴクリ…

指定重要文化財

 こちらがこの展示室の最大の目玉と言っては過言では無い、重要文化財のコーナーです(フロアの中央のガラスケースのも遺跡から発掘された重要文化財です)。

 蕨手(わらびて)刀です。特に北海道とかで多く発掘されているらしいですね。
 因みにこの遺跡では23万点を超える出土品があるらしく、その内の300点超が重要文化財に指定されたんですって。23万点・・・。

2F・歴史系展示室

 ちょっと休憩したら、ここ枝幸の近年の歴史のコーナーです。

 2Fは細長い構成になっており、郷土資料が展示されています。
 あと、1Fのシャチの骨格標本のエリアは吹き抜けになっているので、この2Fに上る階段から割りと近くで見れますよ。

 昭和前期から中期のパチンコ台なんですって。この位にシンプルな方が面白いと思うんですよね。パチンコとかやらないから判りませんけど。

「枝幸町・オホーツクミュージアムえさし」のまとめ

  • 半日は平気で居られる。
  • かなり面白いのに無料。

 何処に繋がり、誰とお話するのか・・・。

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