【上川町】大雪山国立公園・層雲峡ビジターセンター(No.051)

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 色々と更新のペースが遅くなっている為、施設の情報とか施設の概要のみご案内している場合があります。詳しくはお知らせをご覧下さい。

 博物館とか資料館とか記念館とか巡りが大好きな中の人がお送りする、地元北海道内の博物館とか行ったメモ。
 第五十一回目は「上川(かみかわ)町大雪山国立公園・層雲峡ビジターセンター」です。

施設情報

施設名:【上川町】大雪山国立公園「層雲峡ビジターセンター」
場所:〒078-1701 北海道上川郡上川町字層雲峡
URL:http://www.sounkyovc.net/
休館日:6~10月は無休・11~5月は毎週月曜日
開館時間:6~10月は8:00~17:30・11~5月は9:00~17:00
料金:無料
必要見学時間:20分

施設概略

 上士幌町ひがし大雪自然館と併設されている「ぬかびら源泉郷ビジターセンター」では大雪山の東側をメインに紹介されていましたが、本施設では全体的な大雪山について紹介されています。尚、車で30分程度の場所に上川町郷土資料館「ふる里たいせつ館」もありますので、併せて観覧すると良いでしょうね。
 あと、本施設のすぐ近くのロープウェイに乗って山を登ると上川町大雪山黒岳資料館があり、更に山の反対側には東川町旭岳ビジターセンターもありますので、この4箇所を見るだけで1日が終わります。頑張って!


  • 国立公園の大雪山の自然について紹介されています。
  • 大雪山への登山を行う方々への情報があります。

 目の前が層雲峡温泉ですので、観覧の後は温泉でまったり可能です。

エントランス

 ここは登山ガイドとなっており、登山をする方々向けの情報が展示されています。
 登山コースは5つあるらしく、それぞれに詳細なルートや注意点、更には難易度まで詳しく説明されています。「ヒグマの生息地なので鳴り物(ベルとか)は必ず持参して下さい」との事ですが、北海道では山に限らずそこかしこに居ると思った方が良いでしょうね。お腹が空いたら民家とかにも突撃!隣の晩ご飯とかしますから。


 特に山の天候は変わり易く何かちょっとしたトラブルでも山岳救助隊の出番とかに繋がりますので、事前に情報を収集して登山して頂きたいですね。無理だと思ったらすぐに引き返した方が誰の迷惑にもなりませんし、山は未来永劫そこにありますのでいつでも再チャレンジ可能なんですし。山に骨を埋めたいなら話は別ですが・・・。

 大雪山では約200種類の高山植物が自生しているらしく、大きく6種類の群落に分かれるそうです。
 綺麗だからーとか、記念にーとか、そんなどうでも良い理由で摘み取るのは厳禁です。特に登山者の踏み付けで被害が目立つ様になっているとの事ですので、足元に注意を払って登山して頂きたいですね。だって「これだから登山者は」とか一括りにされたら他の方々にも迷惑ですし、登山禁止とかになったら元も子も無いでしょうし。自然に敬意を払えないなら立ち入らない・登らない。

ホール

 ホール中央にはどーんとジオラマが。これを囲む様にパネル類が展示されています。

 万年雪も再現されていてステキ。あと、ボタンを押したら光るのもステキ。

お花畑・他

 先にも触れましたが大雪山には約200種類の高山植物が自生しており、場所の高低さもありますが地質や風向きによって自生する植物も異なりますので、大きく6種類の群落に分けられているそうです。




 各群落毎の代表的な植物をジオラマ化しており、一見しても違いが判る様になっています。
 因みに「岩礫地草本群落(写真では4枚目)」の地下は永久凍土になっているらしく、日本では富士山と大雪山でしか見られないそうです。
 
 昔は仕事のし過ぎでお花畑が見えた事がありますが、それを通り越して川を見てからセーブする様になりました。それにしてもあのお花畑は何処の群落だったのかしら? 綺麗だったから雪潤草原群落かしら?
 ※参考動画(早く違いがわかる男になりたい)

 大雪山には高山でしか見られない5種類の高山蝶が生息しているそうで、どうやら氷河期の頃に北海道に渡って来たらしく居心地が良かったのかそのまま住み着いてしまったそうです。

 このナキウサギも氷河期の頃に移り住んだらしいです。そんなに大雪山って住み心地が良いのか・・・。試してみるか・・・。
 それとこのパネルの隣には山頂付近の永久凍土について、マグマが冷えて固まった柱状節理(ちゅうじょうせつり)についてのパネルがありました。余談ながら網走にも柱状節理があり、こちらは市指定の天然記念物なんですって。

 これが柱状節理です。縦に筋が入った様な感じで、猫の爪とぎ跡みたいですね。そう言えば上川町郷土資料館でも柱状節理の模型がありました。

 層雲峡は3万年前頃に噴火が発生してこの一帯は火砕流に覆われたとの事で、その際のマグマ等が冷えて固まり色々あって柱状節理が出現したそうです。

 本施設から車で5分程度の場所に柱状節理のビューポイントが用意されていますので、是非ご覧下さい。柱状節理は他にもありますが、層雲峡の柱状節理はここだけでしか見られませんよ!(当たり前)

動物

 大雪山付近に生息する動物の一部のコーナーです。
 特にこれまで触れていませんでしたが、剥製って値段が凄く高いんですよ・・・。例えば熊クラスの大型になると300万円とか、小さい動物の剥製でも数十万円するみたいです(剥製会社さんによるでしょうけど)。なので、剥製を見かけたら「へー凄いねー」とか「熊って怖いねー」程度の感想ではなく「剥製か・・・購入や維持管理も大変だ・・・」も加えてみて下さい。見る目が変わると思います。

 (´・ω・`)・ω・`) キャー
 /  つ⊂  \  怖いー

 モフモフは正義。やっぱりエゾタヌキ可愛い。
 大雪山に限った話ではありませんが、エゾタヌキ・エゾナキウサギ・エゾユキウサギ・エゾモモンガ・エゾオコジョ・エゾヤチネズミ・エゾシマリス・エゾシカ・エゾイタチ等々、その名前に「エゾ」を冠する動物が多いです。津軽海峡を境界にして南方系と北方系で種が異なるらしく、これを「ブラキストン線」と呼ぶそうです。日本語では「津軽海峡線」とも呼ぶらしいですが、これだとJR函館線みたいで紛らわしいですね。
 ※参考動画

 木に取っ手・・・?

 開いたー!!!
 この様に、断面が判る様になっています。これは面白い・・・。
 尚、この鳥はキツツキではなくクマゲラとの事です。キツツキ科なのでキツツキでも間違いは無いと思いますが、これだと「何の車に乗ってるの?」「セダンだよ!」みたいなちょっとアホの子になるので、ここはきちんとクマゲラで。
 あと、キツツキ系の鳥類は総じて舌が長いらしく、口ばしで穴を開けて長い舌を突っ込んで昆虫を捕らえるそうです。とぼけた表情なのにやる事がエグい。

ペリー来航

 推定樹齢が370年のアカエゾマツの断面です。遠くから見たら木が割れない様にギプス的な何かと思って近付いてみたら・・・。

 年輪の年表でした。
 このアカエゾマツは江戸幕府が開かれる前の慶長8年(1603年)頃から生えたそうで、江戸幕府の誕生から終わり、明治時代の始まりから終戦までを眺めていたのでしょうね。自然は雄大だ。

 ペリーが駄々をこねていた時も静かに佇んでいたのですね。
 余談ながら、ドイツ語では「木」を「バウム(Baum)」と呼び「ケーキ」を「クーヘン(Kuchen)」と呼びます。つまりはそう言う事です。

その他

 一番奥にはレクチャー室が用意されており、写真展等の企画や展示があるそうです。
 他にもテラスや自然を眺められる休憩コーナーもあり、時間の流れが緩やかに感じられます。本施設だけではないのですが、ビジターセンター系は精神的なデトックスになりますね。いっつもドロドロしているので。

「上川町・大雪山国立公園 層雲峡ビジターセンター」のまとめ

  • 大雪山についての基礎知識が学べます。
  • 実際には登って確かめるのが一番。頑張って!

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